『冬に何を食すのか?』 ~身土不二(しんどふじ)~

皆さんこんにちは、げんきNAVI希望のつぼみ旭川東です。

「身土不二」という言葉をあなたは耳にされたことがあるでしょうか? ググってみたところ、次のように書かれていました。「身と土、二つにあらず」、つまり、人間の体と人間が暮らす土は一体で、切っても切れない関係にあるという意味だそうです。言葉の起源は大昔の仏典に遡ることができますが、現在では食の思想として「その土地のものを食べ、生活するのが良い」という意味で使われているそうです。

さて、今年の冬はここ数年においては冷え込みが厳しい様に思っています。こうは言っても、昭和50年代の1月末から2月初旬の外気温は-20度~-30度は当たり前で、その日の朝の外気温によって、学校が1時間遅れや2時間遅れ、そして、休校になったことを思い出します。

こんな冷え込みの厳しい朝には、紅茶にセイロンシナモンと八角をたっぷり入れて体を温めるのがよろしく、夜ご飯にはニンニクや生姜をたっぷり使ったお肉のメニューを選ぶことが多い、なんてことが女性週刊誌には記載されています。

女性で、もともと血が少ない方は、冬になるとひどい冷えを感じることが多いですよね。冬は常に手先が冷え、爪の色は紫がかり、顔色も青白くなります。「もう少しチークを濃くした方がいいんじゃない?」なんて話している女性陣の話を聞いたことがあります。

ありきたりな言葉ですが、私たちの体は、食べたもので作られています。寒さは交感神経を優位にし、エネルギー(気)を消費するので、季節に応じた食養生を心がけることがお勧めです。

「身土不二」の言葉は、健康長寿のスローガンのようなものです。この考え方から見ると、今の冬の時期には、かぶ、だいこん、にんじん、れんこん、ごぼう、ねぎ、・・・などを食卓に並べるといいでしょう。例えば、夕食にはとんかつや餃子ではなく、きんぴらごぼうやお鍋料理を選んでみたり。

あとは、小豆なんかもこの時期にはお勧めの食材になります。例を挙げると、おやつを食べたくなったら、小豆を煮てみる。例えば、小豆茶として飲んでみる。小豆には血流を良くしたり、浮腫みを良くしたり、代謝をよくする栄養源がたっぷり含まれているそうで、この冬の時期に冷えがある方にもお勧めの食材だそうです。

今日は『節分』、明日は暦の上では『立春』ですが、まだまだ、これからが冬本番です。動物が冬眠するように、植物が水を欲さないように、人間もライフスタイルを変化させることも大切ですね。