ドレミの日
皆さんこんにちは、介護事業本部です。
まだ6月下旬ではありますが、真夏日など気温上昇が気になる季節となってきております。まだまだ寒暖差があり、夜は肌寒い日も多いかもしれません。体調を崩さぬようにご自愛ください。
6月24日は、ドレミの日という日がある事を皆さんご存知でしょうか。
1024年、イタリアの修道士グイード・ダレッツォが、音楽の階名「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の起源を作ったとされる日が由来となっているようです。それまでは歌を覚えるのもかなり大変でしたが、この発明で音楽教育は大きく変わったと言われています。今や誰もが知る「ドレミファソラシド」。そんな日は少しだけ音楽を口ずさんでみるのも素敵ですよね。
音楽というと、施設内で音楽を流したり皆様とカラオケを行ったりと様々な取り組みがあります。
声を出して歌うことや音楽を聴くことには、下記のようなメリットがあると言われています。は、多くの方にとってストレス解消などのメリットがあります。
<声を出して歌うメリット>
メリット①認知症の予防
歌を歌う、カラオケをするということは歌詞を読み、声を出す、耳で聞いて音程やリズムに注意を払います。これによって脳が刺激され、脳の働きが活発化することから認知症の予防に繋がるのです。また、大きな声を出すことは副交感神経を優位に働かせる、つまりリラックス効果が得られるのでストレス発散にもなり、認知症の予防が期待できます。
メリット②身体機能向上
歌を歌うことは大きな声を出す必要があるために、自然と大きく息を吸ったり吐いたりします。これは心肺機能を存分に使うので身体機能向上となる良い面があります。
高齢になればなるほど心肺機能が低下してしまいますが、カラオケで大きな声で歌うことが心肺機能を鍛えることとなり、さらに曲に合わせてリズムを取れば自然に身体を動かすので身体機能をアップするという事にもつながっていく事が期待できます。
メリット③気分の安定
大きな声を出して歌うことはリラックス効果を得られるメリットがあります。リラックスすると気持ちが穏やかになり、気分の安定に繋がる事も期待できます。
歌う事より聞く事が好きな方もいらっしゃいます。
<音楽を聴くメリット>
メリット① 認知機能の刺激・活性化
音楽を聴いたり歌詞を思い出したりすることで記憶力・集中力が刺激されます。また、昔好きだった曲を聴くことで、回想法的効果も期待する事ができます。
メリット② 情緒の安定・リラックス効果
穏やかな曲やなじみのある童謡は、不安感や孤独感をやわらげる事もあります。認知症の方でも、音楽を通じて落ち着くことがあります。
メリット③ コミュニケーションの促進
回想する事などで自然な笑顔と会話も生まれます。職員や他のご利用者様とのつながりのきっかけになります。
メリット④ 身体機能の維持・改善
手拍子や体を動かしながら音楽に合わせてリズムを取ることで運動療法の要素も考えられます。リズムに乗って自然と体が動いたりすると、無理なく運動できます。
このように、音楽を通じて様々な効果も考えらる事もあり感心するばかりです。日々の取り組みの中でカラオケ行う、なじみのある曲を流しておく事などご利用者様と共に楽しみ関わらせていただき、音楽も楽しんでいきたいと思います。